白桃は、他の桃と比べても特に柔らかくジューシーであることが特徴です。特有の優しい香りと、上品な甘み、果肉のくちどけが多くの人を惹きつけます。
岡山県は日照時間が多く、温暖な気候が特徴です。また一宮をはじめとした多くの栽培地が傾斜地となっています。桃は、日照時間が多く水はけの良い地形で健康に育つため、岡山は理想的な環境です。
岡山の白桃にも様々な種類があります。加納岩白桃・白鳳・清水白桃・おかやま夢白桃・白麗・白皇など…。一つのシーズンの中でも、実りのピークを迎える品種が移り変わっていきます。
白皇は、岡山県が育成し平成２８年に登録された品種です。「白皇（はくおう）」という名前には、白桃の新王者を目指す意味が込められているそうです。
果実は大きめで果肉は乳白色、種の周りは鮮やかな赤色をしています。
糖度は高めで最低でも１２度。岡山を代表する「清水白桃」の最高ランクも糖度が１２度であることから、その甘さが際立っていることがわかります。
たっぷりの果汁と強い甘みをぜひ味わってみてください。
黄金桃はゴールデンピーチとも言われ、川中島白桃から偶然生まれた品種です。白桃がルーツですが果肉の色は美しい黄金色をしていて、マンゴーを思わせるような感じです。
味は、白桃に似ていてみずみずしく濃厚で、見た目に似ている黄桃とは味も硬さも違います。
食べ方のおすすめは、なんといっても生。食べる1時間前に冷蔵庫で冷やすと、芳醇な香りと豊かな果汁が贅沢に味わえますよ！
生産者の管波さんは、それぞれの品種を丁寧に大切に育てられています。
栽培段階での作業では、桃ひとつひとつに手作業で袋を掛け病害虫から守ります。
また多くの生産者が流通の衝撃での傷みを避けるため熟する前のタイミングで出荷しますが、管波さんは一番おいしいタイミングで消費者に届けたいという想いで毎日畑に出向き、袋掛けした桃をひとつひとつ覗き込みながら、熟成度を吟味しています。そして完熟ぎりぎりのタイミングで出荷します。
管波さんが手間暇かけた白桃は、皆さんの手に届くタイミングが最高に美味しくなるよう計算されているのです。
果肉の柔らかい岡山の桃は非常にデリケートである為、強い衝撃には弱い果物です。常温で発送し到着して間もなく食べることができる熟度でお届けします。
到着後はすぐ開封して食べ頃の確認をお願いします。輸送環境にも左右され易いので遠隔地の方は、お届け後出来るだけ早くお召し上がりください。
またシーズン内のより良いタイミングで発送日を選びますので、配達日程の遅延等についてはご了承ください。
一宮地区は昔から桃の栽培が盛んな地域です。岡山市街地北部の丘陵部で、温暖な気候と水はけのよい土壌という恵まれた地域ですが高齢化などの問題も抱えています。そういった地域で若手生産者として頑張っておられる管波さん。樹上完熟をぎりぎりまで待つなど、生産者として「美味しい桃を届けたい」という管波さんの強い思いと地道な努力により抜群の糖度を誇る白皇と黄金桃が出来上がります。
瀬戸内の優しい太陽の恵みと管波さんの職人としてのこだわりが詰まった桃をぜひ味わってください。
