姫レモンは熟すと濃い橙や紅に色づく珍しいレモンです。その特徴から別名は紅レモンといいます。
海外ではその可愛らしい色合いで観賞用に選ばれることが多いそうです。
日本国内での生産量はそれほど多くなく、産地も限られており、稀少な品種です。
形と大きさも可愛らしく、ゴルフボールくらい小ぶりで丸っこいフォルムをしています。
皮からする山椒のような香りと、果肉のぴりりとした強い酸味も特徴的です。
姫レモンの一番の特徴は香りです。果実の皮には山椒のような独特の香りがあり、様々な料理の香りづけに活躍しそうです。ハイボールなどの酒類やレモネードなどのソフトドリンクも、姫レモンを加えるとまた違った表情が楽しめます。味はというと、その可愛らしい見た目と裏腹に目の覚めるような酸味があります。独特な香りと強い酸味はエスニック料理にも日本料理にもぴったりのアクセントになります。是非ともお試し下さい。
倉敷ひらまつ農園の平松さんは愛媛県の果樹試験場岩城分場を訪れた際に赤いレモンをみて衝撃を受けたそうです。さっそく穂木を頂き倉敷に持ち帰ったことが栽培のきっかけとなり、平成26年から本格的に収穫できるようになりました。今では一番の「推し品種」だそうで、姫レモンは岡山県内各地で様々なお店のメニューとコラボレーションしています。街でコラボ商品を探してみるのも楽しいかもしれません。
「ほんとうに、姫レモンは加工適正に優れています!」と平松さんのおっしゃる通り、姫レモンはどんな料理に合わせても活躍します。少し絞って日本料理に、ギュッと絞ってエスニック料理に。また、イタリアンやフレンチにも合うそうです。スパイシーな香りとぴりりとした酸味は酒類との相性もバッチリで、カクテルやハイボールの香りづけにおすすめです。また、普段の晩酌で飲むビールや焼酎に加えるだけでお店で飲むお酒に変身します。姫レモンと一緒に、いつもと違う特別な夜を過ごしてみてはいかがでしょうか?